はじまり なんとTIが無料のARM用 Clang/LLVMコンパイラの提供をはじめた様です。 情報がほとんどないので結構最近のことでしょうか。 Arm(R) コード生成ツール:コンパイラ 上記ページの「ARM-CGT-CLANG-1」というのがそうです。 コンパイルからリンクまで全部Clang/LLVMで完結するタイプです。(gcc不要) ただのコンパイラなのでTI以外のマイコンでも当然使えるはずです。(^^; リンクサイズ制限などの記述も今のところない感じです。 MDK-Armと同様にTIもそれまでの自社製コンパイラを捨ててClang/LLVMに乗り換えた。。。 というのが、ここまでの遭遇結果。xD 特徴:(2020/12 現在) (1) ダウンロードとインストールに一切 登録不要。 最近では劇的に好印象! (2) コマンドラインツール。 (3) Windows 64bit, MacOS, Linuxのインストーラ付き。 (4) ライブラリは浮動小数点あり、なしのマルチlib構成。 (5) 標準ライブラリはTI謹製のソースコード付きライブラリ。(軽量かどうかは不明) newlib-nanoに相当する軽量版はない様だ。 (6) 対応マイコン: Cortex-m0(+) Cortex-m3,m4 Cortex-R4,R5 https://software-dl.ti.com/codegen/docs/tiarmclang/rel1_0_0_sts/tiarmclang_ug/tiarmclang-portfolio/getting_started_guide/supported_arm_processors.html (7) ターゲットが決まっているので、--target=[TRIPLE] 指定が不要。 (8) コマンド名が「clang」ではなく、 tiarmclang の様にtiarm+[コマンド名]という見慣れない表記。 本家版と混乱しない様にしてある。 (9) インストール容量が160MBと、非常に軽量で好印象。 (gcc-armは 670MB) TIのマイコン持ってないけど、違うマイコンでちょっとお試しで使ってみようと思います。(^^;
2020年12月08日
Clang/LLVM: ARM 無料のTI製 Clangコンパイラのメモ 2020/12
この記事へのコメント
コメントを書く