eLuaもsvnからgitに変更するとアナウンスされていました。(Forumで)
(https://lists.berlios.de/pipermail/elua-dev/2011-February/001991.html)
自分が遭遇したプロジェクトが「DVCS(分散型バージョン管理システム)」に
次々に移行していく様(さま)を目の当たりにしているのだった。
PyMite → Mercurial(2010/10)
SCons → Maybe Mercurial(2011〜)
eLua → git(2011/03/01) : https://github.com/elua/elua
オープンソース界の大潮流になっていることは間違いなさそうだ。
で、eLua: Ver0.8
http://www.eluaproject.net/
リリースしてまだ10日くらいで、発見したのが昨日なので
アレだけど、ざっくり書くと
1,リモートファイルシステム(RFS)
パソコン上のファイルをUART経由でマイコンからアクセスできる機能。
"eLuaスクリプト"をPC上のエディタで普通のファイルとして
編集すると、それがそのままマイコンからファイルとして
"アクセス、実行"ができるようだ。
編集・uploadがシームレスにできる感じ。
Good Job !
2,シリアル通信の多重化利用(serial multiplexer)
一つのシリアルポート(UART)を複数のシリアルポートとして
使ってしまおうという機能。
上のRFSを使うときに必要。
これも便利そう。標準出力・標準エラー出力で出力先を
分けたり、いろんな用途に使えそう。
パソコン側に支援ツールが必要(com0com等)
3,Luaレベル・C言語レベルの割込みハンドラサポート
詳しく読めてないけど、優先順位付きで割込みがキューに
貯まって、そのキューを"バイトコード2つ処理する毎に"
見に行って処理するらしい。
4,LPC1768/mbedボード・サポート
mbedボードが正式対応になった。
2011年中には「LPCXpresso」も対応になると予想するも、
128kbyte制限があるので無視される可能性も。(爆
AVR32 UC3Bにも対応したようだ。
5,eLua shellにヒストリ機能が付いた。
この機能、前からほしいと思っていたので、Nice Job !
便利になるね。
と、上記は試したわけじゃないので、使い勝手やパフォーマンスは不明。
でもeLuaプロジェクトってパワーあるね。
どんどん便利になっていく。
Web Builderにも「mbed」が追加されている。
http://builder.eluaproject.net/
mbedの場合はファイルシステムとして「Semi FS」が使えるようだ。
あと、選択できないものの、
「Netduino」も思わせぶりに選択肢に存在した。
Netduinoボードでひとまず動かすのは簡単そうな気がする。(オントカヨ
(AT91SAM7X256は対応済みだから)
http://wiki.eluaproject.net/Boards
↑のページによるとLPCXpressoは今後のサポート候補にあがっている。
Netduinoは現在インポート進行中のようだ。
http://elua-development.2368040.n2.nabble.com/Porting-elua-to-the-Netduino-dev-board-td5842340.html
LeafLabs - Maple Native も候補にある。
Maple miniはいまのところない。
参考:
eLua フォーラム:
http://elua-development.2368040.n2.nabble.com/eLua-Development-f2368040.topics.html
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